2025年12月25日、全国工作油剤工業組合が主催する第11回勉強会が開催され、楠本化成株式会社 新規事業開発室より「ひまし油誘導体」に関する技術発表を行いました。
ひまし油は、ヒマの種子を搾油して得られる非可食性の植物油で、リシノール酸を多く含む植物油です。
主成分であるリシノール酸は、水酸基と二重結合をあわせ持つヒドロキシ脂肪酸であり、他の植物油とは異なる性状を示し、化学的な反応性に富むことから工業用途において広範囲に応用されています。
近年では、バイオマスプラスチックやバイオマス潤滑油など、植物油来原料が求められる市場が拡大しており、世界の食糧問題と競合しない非可食性植物油であるひまし油やその誘導体に注目が集まっています。
当社は2024年、インドのRoyal Castor Products社と国内総代理店契約を締結し、ひまし油誘導体の輸入販売を開始しました。既存製品の供給に加え、日本市場向けの製品開発にも積極的に取り組んでいます。
無限の可能性を秘めた「ひまし油」にご興味やご質問がございましたら、お問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。