商品情報
かき殻乾式分級微粉末
- 製品形状
- 粉末状
- 機能・種類
- 充填剤
- 成分
- 炭酸カルシウム
- 特長
- 国産牡蠣殻、バイオマス100%
- メーカー名
- 丸栄株式会社
- 主用途
- 塗料、インキ、建材、接着剤、プラスチック成型品など
- かき殻廃棄の現状
- かき養殖が盛んな広島県では、食用のむき身と貝殻を分ける「かき打ち」の加工において大量のかき殻が発生します。これまで農業用の肥料、養鶏用の飼料、水質浄化や土壌改良などの用途で有効利用されてきましたが、発生するかき殻の数は県全体で「約13万t/年」と推計されており、再利用、廃棄が追いつかず、かき打ちの日数を減らす検討を余儀なくされています。このような課題を解決するため、丸栄株式会社ではかき殻は主成分が「炭酸カルシウム(CaCO₃)」であることに注目し建設業、製造業などの工業用途へ展開することでかき殻の再利用、循環型社会の実現を目指しております。
- 特徴
- 貝殻単体ではかき本来の灰色っぽい見た目をしていますが、中心部分のみを選別し粉体化することで鉱物由来品に劣らない高い白色度を実現しております。古来より日本画の顔料である胡粉としても使用されており、本来廃棄される広島県産の貝殻を「資源」として、廃棄問題の解決を担う製品です。
かきは成長過程で多孔質の殻を形成するため、鉱物由来品と比較して比表面積が大きくなる傾向があります。